暇を持て余した大学生の遊び。

スマホアプリを中心に記事を書いていきます!

彼女は最後にそういった

祭りの夜には お面をつけて

死者が この世に もどってくる。

 

これは ぼくの村に伝わる

不思議な 言い伝えだ。

 

ぼくの村・・・・・

待宵村(まつよいむら)は

都心から3時間半かかる 山奥にある。

 

まわりを高い山に囲まれていて

人口も そんなに多くない。

時代に とりのこされた 田舎の村だ。

 

村のシンボルは 天狗。

天狗は 山か降りてきて

死者の送り迎えをすると言われている。

 

そんな村だからこそ

死者が戻ってくるなんていう言い伝えが

いまだに 信仰されているのだろう。

 

でも ぼくは そんな言い伝え

ぜんぜん信じちゃいなかった。

 

そう・・・

あんな手紙が

ぼくのところに 届くまでは・・・

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母親「シンタロー! いつまでねてるの? もう夕方よ。」

 

東京に出て 学校に通ってる間に

生活リズムが

おかしくなっちゃってるんじゃない?

 

母親「そうそう。 あんたに手紙がきてたわよ。 めずらしいこともあるものね。」

 

その手紙には 消印が なかった。

 

なんの変哲もない

茶色の封筒に入った それは

中を見る前から すこし不気味だった。

 

封筒をあけると 中には

ノートの切れはしが

一枚だけ 入っていた。

 

「お祭りの夜 展望台で待ってます」

 

手紙には そう書かれていた。

 

そして 差出人の名前を見て

ぼくの背中が 凍りついた。

 

「相楽 七海」・・・さがら ななみ

 

うそだ そんなわけがない

 

ナナミは・・・

4年前に 死んだのだから・・・

母親「今夜は村のお祭りの日ね。 あんたも少しいってきたら? きっと同級生にも会えるわよ。」

 

祭りの夜には お面をつけて

死者が この世に もどってくる。

 

ぼくの頭の中に

村に伝わる 不思議な言い伝えが

不気味に ひびきわたっていた。

 

この手紙・・・

これは一体 何なんだ?

 

消印がないということは

この手紙は 直接 うちのポストに

入れられていたことになる。

 

・・・誰が?

なんのために?

死んだナナミの名前まで使って?

 

「今夜は 村のお祭りの日ね」

 

「お祭りの夜 展望台で待ってます」

 

・・まさか・・・・

 

・・いや そんなはずはない。

悪趣味な だれかのイタズラだ。

 

そう 思おうともしたけれど

 

消印のない

死んだナナミからの手紙は

ぼくの心の中に 暗い影をおとした。

 

今夜 祭りの夜に なにかが起こる。

 

そんな気が していた・・・

 

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祭りでは、中学時代の同級生[サクラバ][チヅル][ミヤコ][クジョウ]と再会する。

高校のころはみんなを避け、高校を出てすぐ東京に行き、誰とも連絡をとらなかったシンタロー。

 

しかし、再会してすぐにクジョウから「今まで連絡がなかった理由はナナミの死と関係があるのか?」と図星を指されてしまう。

 

相楽七海・・・

ナナミは 中学3年の夏

卒業を 待たずして 命を落とした。

 

死因は 溺死。

遺体は 村の湖から発見された。

 

争った形跡などはなく

事故 殺人 自殺

すべての線で 捜査が進められた。

 

しかし・・・

結局 警察は この事件を

事故として 処理したのだった。

 

ナナミの遺体が 発見されたのが

村祭りの当日だったことから

村人たちは 口々に うわさした。

 

「天狗に連れていかれたのではないか」

 

・・・そんなこと あるわけない。

あって たまるか。

 

信じたくなかった。

思い出したくもなかった。

 

もう ナナミが いないなんて

考えたくもなかった。

 

高校のころ みんなを避けていたのも

高校を出て すぐ 東京に行ったのも

ぜんぶ これが 原因だ。

 

みんなと会ったり

村を歩いたりするだけで

ぼくは 嫌でも 思い出してしまう。

 

だから ぼくは

つらいキオクに カギをかけ

心の隅に 追いやってきた。

 

もう だれにも変えられない

悲しいキオクから・・・

自分の身を 守るために。

 

ぼくは 逃げている。

ぼくを苦しめる つらい思い出から・・・

 

しかし、シンタローは手紙にあった通り展望台に向かっていく。

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展望台についたのはいいが誰もいない。

 

それから ぼくは

展望台に たたずみ

手紙の主を 待ち続けた。

 

しかし・・・

 

展望台には

だれひとり 現れることなく

ただ 時間だけが すぎていった・・・

 

ナナミの死について

わからないことがある。

 

ナナミの遺体は

なぜ 湖から発見されたのだろうか?

 

湖は 村のはずれにある。

なにか 用事でもなければ

わざわざ 行かない場所だ。

 

あの日 ナナミは

なぜ 湖に行ったんだろう?

 

そもそも ナナミは

自分で 湖に 行ったんだろうか?

 

考えれば 考えるほど

あたらしい 疑問が わいてくる。

 

ぼくの家に届いた この手紙も・・・

やはり イタズラだったんだろうか?

 

いったい 誰が?

なんのために こんなことを?

 

・・そろそろ 祭りが 終わる時間だ。

 

結局 展望台には だれも現れず

なにひとつ わからないままだった

 

このままじゃ だめだ

 

ぼくは こぶしを かたく握りしめた。

 

・・・知る必要がある。

 

ナナミの死に とらわれた ぼくが

ここから 前に進むためには

ナナミの死について 知る必要がある。

 

真実を知りたい。たとえ それが

どんなに ぼくを 打ちのめしても・・・

 

目を覚ますと

ぼくは 自分の部屋にいた。

 

展望台から どうやって帰ったのか

まったく 覚えていないが

きっと ぼんやりしていたんだろう。

 

母親「シンタロー! いつまでねてるの? もう夕方よ。」
 
東京に出て 学校に通ってる間に
生活リズムが
おかしくなっちゃってるんじゃない?
 
母親「そうそう。 あんたに手紙がきてたわよ。 めずらしいこともあるものね。」

 

また?

 

ぼくは 母さんから 手紙を受け取り

じっくり 見てみた。

 

・・・なんの変哲もない 茶色の封筒。

消印はない

 

あわてて中身を確認すると 中には

ノートの切れはしが

一枚だけ 入っていた。

 

「お祭りの夜 展望台で待ってます」

「相楽七海」

 

同じだ。

 

同じ手紙がまた届いた

いったい どうして?

 

母親「今夜は村のお祭りの日ね。 あんたも少しいってきたら? きっと同級生にも会えるわよ。」

 

・・・え?

 

シンタロー「母さん。今 なんて言った?」

 

母親「え? だから・・ 今夜は村のお祭りの日ねって。」

 

シンタロー「祭りは・・ 昨日だったでしょ?」

 

母親「何言ってるの。東京に行ってる間にお祭りの日も忘れちゃったの?」

 

シンタロー「母さん。今日は・・何日なの?」

 

シンタロー「今日は8月15日だよね?」

 

母親「8月14日よ

 

・・・どういう ことだ?

 

8月14日の 次の日は

またも 8月14日だった。

 

ぼくは 自分の身に

なにが起こったのか わからず

しばし 呆然としていた。

 

8月14日が くり返している。

・・いったい なぜ?

 

「今夜は 村のお祭りの日ね」

 

これは 死者を呼び寄せるという

うたかた祭りの 不思議な力なのか?

 

「お祭りの夜 展望台で待ってます」

 

それとも 死んだナナミが

ぼくに 何かを伝えようとしているのか?

 

・・・調べよう。

ナナミのことを。

真実に 少しでも 近づくために。

 

ぼくの・・・

「2回目の8月14日」が

はじまった。

 

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